2012年9月30日

かぼすをもらったので


職場でかぼすをもらった。

独身男性にかぼすをあげてどうしろと言うのだ。




でもせっかくなので、何かしたい。
というわけで、「かぼす レシピ」で検索です。




しかし、かぼすのレシピはあんまりない。




だいたい、焼酎に搾れだとか、ハイボールに搾れだとか、サンマに搾れだとか、
とにかく搾らせやがる。



かぼすっていうのは基本脇役なのだな。




ただ、1つだけ主役になれるものがあった。

「かぼすのマーマレード」だ。



1. かぼすを半分に切る
2. 搾る
3. 袋みたいな部分と皮を分ける
4. 皮を千切り
5. 砂糖を加えて煮る




うーん、めんどくせぇ。


でもまぁやってみるか。
結局搾るけど。





でもとにかく千切りがめんどくさい。




ということで思いきってミキサーを使ってみた。






予想以上に粉々になった。

これは、雲行きが怪しい。



まずは皮を煮る



沸騰→お湯を捨てるというムーブを4回やらなきゃいけない。
やらないと苦いらしい。



ここで困った。




どうやったらお湯だけ捨てれるの?







結果的には半分ぐらいになってしまった。




しかしなんだかんだあったが、一応できた。






ちゃんと瓶の煮沸もした。


すっごい熱いので味見はなし。



そのまま冷蔵庫にイン。


果たして味はどうなのだろうか…。

2012年9月24日

漫画の原画って、言うほどありがたいものではない。けど、色いろ考えさせられるものですよ@佐藤秀峰「ブラックジャックによろしく原画展」



中野ブロードウェイで、
佐藤秀峰「ブラックジャックによろしく原画展」が開催中。



会場:pixiv Zingaro
入場:無料
12:00 – 19:00 ※水曜定休日
日程:2012年9月20日(木)〜 10月2日(火)






佐藤秀峰といえば、結構有名な漫画家だ。



『海猿』とか『ブラックジャックによろしく』は、映画化・ドラマ化されているし、
最近では、やや過激でセンセーショナルな新しい(?)漫画家としての活動で話題だが、
私としては、今は無きヤングサンデー時代から読み続けている、

「この人がなんか描いている限りとりあえず俺は読む」系のハズレのない漫画家だ。

短編集『ハードタックル』も持っているし。





実際に観に行ってみたところ…


ご近所で原画展をやっているということなので、これは行かない訳にはいかない。
元々漫画はよく読む方だが、原画というものは目にしたことがなかった。



世間のその筋の方々がよくおっしゃいます、
えーと、その、原画にしかない、迫力。

えぇ、分かります。

確かにパワーがありました。ホントに。

当たり前のことかもしれないが、初めてのことのなのでご容赦いただきたい。



原画には厚みがあった。
線の重なり、トーンのレイヤー、ホワイトの盛り上がり。


また、普段目にする印刷上の黒は、実は単なる黒じゃなかった。
いくつもの線が重なって、再現されている。


なんというか、描かれる順番、みたいなものが目に浮かんで、
描いている姿がそこにあるようだった。



とか言ってみたが、実際それ以上の感動はなかった。




岸辺露伴の生原稿的なものを想像していたが、

そこまでではなかった。





コンテンツの価値はどこにあるのか



雑誌に掲載されている品質の悪い印刷でも、

単行本になったそこそこ品質のいい印刷でも、

誰かがスキャンしてアップした粗悪なデジタルデータでも、

実はそれほど大差ない。

大方の受け手にとってはそんなものだと思う。


やっぱりコンテンツというものは、その中身が価値の大部分を占めるものだ。

また、悲しいかなコンテンツというものは、
多少その体裁がオリジナルから劣化していても、
受け手の心持ち一つで(その人にとっては)十分なものとなってしまうものだ。



ダビングを重ねたAVでも十分実用に耐えるように。



としみじみ思った。VHS世代。



まぁ、どうでもいいか。





むしろ注目すべきこと




そもそも今回の展示は『著作権解禁を機に』というところがおもしろい。

私はいわゆるグラフィックの制作会社に勤めているので、
この制作者の著作権という問題は、日常考えさせられることが多い。

ちょっと掘り下げていきたいテーマなので、少し煮詰まったらまた書いてみようと思う。




それはともかく、せっかくなのでお近くの方は観に行くといいですよ。
ほんのちょっとしか展示してないけど、
本気で観れば一時間は楽しめます。


おすすめです。